子どもの敏感な舌を満足させるウォーターサーバー

我が家は数年前まで、田園地帯が多く、温泉が豊富で山に囲まれた、超がつくほどの田舎に住んでいました。
近所を流れる川は有名な清流で蛍が飛び交い、山の上流の方ではヤマメの養殖が盛んなほど澄んだ水でした。
世界中から観光客が多く来て日本を味わうことが出来る、全国でも人気の高い温泉地です。
そんなところでしたから、週末は人がごった返していましたが、平日は静かで高齢化の進んでしまった過疎地でもありました。
山に囲まれた盆地であるため、夏の暑さも冬の寒さも厳しく、積雪時には陸の孤島と化してしまうような町です。
町の中では十分な買い物も出来ず、各家庭には必ず自家用車があり、スタッドレスタイヤも当然必要になるような環境でした。
地域には幼稚園、小学校、中学校がそれぞれあるだけで、町の子どもたちはみんな顔と名前が一致するというようなレベルで高齢化が進んでいました。
しかし多くの自然に囲まれて、子どもたちはみんな、のびのびと成長していっていました。
ところがある時、夫の仕事の都合で夫の地元である地域へ居を移すこととなりました。
全国的に見たら夫の地元も十分田舎ですが、以前と比べればはるかに都会ですから、暮らしが便利になることを純粋に喜びました。
しかし引越してきてすぐ、水が変わり、変な味がすると子どもたちが訴えるようになったのです。
環境や友達が大きく変わったことが原因のひとつなのかも、この町が気に入らないで難癖をつけているのかも、甘えたくなっているだけかもなどと、的外れなことばかり考えてしまうほど、大人の鈍感な舌では感じられず、子どもの敏感な味覚でしかわからない、些細な変化でした。
特に以前住んでいたところは水資源が有名で湧き水を汲んで持ち帰り日常生活に利用したりするような地域でしたから、子どもたちにとっては差が激しかったのかもしれません。
しかし、そう言って子どもたちが炊いたお米の味が変だとか言っては食事を残すようになってしまったため、浄水器を取り付けたり備長炭を使ったりしてやり過ごしていましたが、飲用水にはペットボトルのミネラルウォーターを特売の日に買いだめするようになりました。
コスト面のことよりも、育ち盛りの子どもたちの喉を潤すためには、大量のミネラルウォーターが必要となります。
特に夏場は消費量も多く、買い物の多さに参っていました。
そしてあるときふとテレビCMで目に付いたウォーターサーバーの導入を夫に提案してみることにしたのです。
職場が変わって忙しく疲れているにも関わらず、引越以降ずっとミネラルウォーターの買い物を手伝わされてきた夫も快く賛成してくれたので、早速導入してみることにしました。
子どもたちにとってはウォーターサーバーはまるでアトラクションでした。
フードコートのお冷のように、冷水がどんどん出てくることがとても楽しかったようです。
その上水が美味しいと言って大変喜び、ご飯もそれで炊くようにしました。
味噌汁やスープなどにも積極的に利用するようにしました。
飲み水から調理まで、多くのシーンで使うため、コストがかかることは否めませんが、子どもたちの食欲が元通りになったか、あるいはより旺盛になったことを考えると、これぞプライスレスなのかなと思います。